レビュー:ビッグ・フィッシュ [edit]
2009/07/29 Wed
大学院の入試が本格的にヤバかったこともありまして、ここ2週間くらいは映画を見るのを控えておりました。おかげさまで、映画館に行きたくて行きたくてしかたがありません(苦笑)
前から観たいと思っていた映画が8月1日に公開になるので、他に気になってた映画も併せて、近いうちに4本くらい一気に観てこようと思いまーす♪
とりあえず一つ目の入試が終わったということで、前から観よう観ようと思っていたDVDを1本消化しました。今回はその感想でも。
『ビッグ・フィッシュ』
ティム・バートン監督 2003年
![ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51P1PPPZ8NL._SL160_.jpg)
ウィルの父エドワードは、明るく社交的で、「作り話」を自分の体験談のように面白おかしく人に聞かせるのが得意だった。しかし、幼い頃から何度もその「作り話」を聞いてきたウィルはいつも家を留守がちで本当のことを話そうとしないエドワードに対して、複雑な思いを抱いていた。
ウィルは妻と二人で実家を離れて暮らしていたが、父が倒れたという知らせを受けて実家へ帰ることに。数年ぶりに会話をするウィルとエドワード。相変わらず「作り話」ばかりしようとするエドワードに対して、ウィルは「本当のことを話してほしい」と思いをぶつけるが・・・。
家族から遠ざかって生活しているせいか、最近「家族」がテーマの作品にちょっと弱いです…(苦笑)
父エドワードが話すエピソードは、とても事実とは思えないような不思議な話ばかり。その内容はいつだって大冒険だし、エドワードはいつだってヒーローです。
たしかに聞いてる分には楽しく聞ける話ですが、たまにしか話ができず、その内容もほら話ばかりとなると、子どもとしてはたまったもんじゃないかもしれません。
「本当の父さんを見せて」「私はいつだって自分そのものだ!」…本当に不器用な親子です。
2人に深い溝があった分、ラスト、ウィルがエドワードへ語りかける中で溝が埋まっていく様子には何とも言えない感動を覚えます。2人が分かりあえて本当に良かった。事実かどうかなんて、大した問題じゃないんです。本当に大事なのは、その中に込められた想いを伝えることなんだから。
映像の完成度の高さに関しては、流石はティム・バートン!といったところですねー。
トーンの違う現在と過去のシーンを、丁寧に織り交ぜながら展開されるストーリー。一つ一つのシーンがとても洗練されていて、監督の映像に対するこだわりが観ているこっちにもビシビシ伝わってきます。
特殊効果やパペット、CGまで使いこなして、ここまで自然な映像に仕上げることができる人って、他にいないんじゃないでしょうか? 夢とも現実ともつかない映像を撮らせたら、やっぱりこの監督はピカイチです。
どんな人にもお勧めできる、良作のファンタジー。
ティム・バートンって、ホラーめいた映画ばっかり作ってるイメージがあったのですが、こんなに素敵なファンタジー映画も撮れるんですね。僕の中でイメージがずいぶんと変わりました。
これは、来年春公開の「アリス・イン・ワンダーランド」にも期待できそうです☆
前から観たいと思っていた映画が8月1日に公開になるので、他に気になってた映画も併せて、近いうちに4本くらい一気に観てこようと思いまーす♪
とりあえず一つ目の入試が終わったということで、前から観よう観ようと思っていたDVDを1本消化しました。今回はその感想でも。
『ビッグ・フィッシュ』
ティム・バートン監督 2003年
![ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51P1PPPZ8NL._SL160_.jpg)
ウィルの父エドワードは、明るく社交的で、「作り話」を自分の体験談のように面白おかしく人に聞かせるのが得意だった。しかし、幼い頃から何度もその「作り話」を聞いてきたウィルはいつも家を留守がちで本当のことを話そうとしないエドワードに対して、複雑な思いを抱いていた。
ウィルは妻と二人で実家を離れて暮らしていたが、父が倒れたという知らせを受けて実家へ帰ることに。数年ぶりに会話をするウィルとエドワード。相変わらず「作り話」ばかりしようとするエドワードに対して、ウィルは「本当のことを話してほしい」と思いをぶつけるが・・・。
家族から遠ざかって生活しているせいか、最近「家族」がテーマの作品にちょっと弱いです…(苦笑)
父エドワードが話すエピソードは、とても事実とは思えないような不思議な話ばかり。その内容はいつだって大冒険だし、エドワードはいつだってヒーローです。
たしかに聞いてる分には楽しく聞ける話ですが、たまにしか話ができず、その内容もほら話ばかりとなると、子どもとしてはたまったもんじゃないかもしれません。
「本当の父さんを見せて」「私はいつだって自分そのものだ!」…本当に不器用な親子です。
2人に深い溝があった分、ラスト、ウィルがエドワードへ語りかける中で溝が埋まっていく様子には何とも言えない感動を覚えます。2人が分かりあえて本当に良かった。事実かどうかなんて、大した問題じゃないんです。本当に大事なのは、その中に込められた想いを伝えることなんだから。
映像の完成度の高さに関しては、流石はティム・バートン!といったところですねー。
トーンの違う現在と過去のシーンを、丁寧に織り交ぜながら展開されるストーリー。一つ一つのシーンがとても洗練されていて、監督の映像に対するこだわりが観ているこっちにもビシビシ伝わってきます。
特殊効果やパペット、CGまで使いこなして、ここまで自然な映像に仕上げることができる人って、他にいないんじゃないでしょうか? 夢とも現実ともつかない映像を撮らせたら、やっぱりこの監督はピカイチです。
どんな人にもお勧めできる、良作のファンタジー。
ティム・バートンって、ホラーめいた映画ばっかり作ってるイメージがあったのですが、こんなに素敵なファンタジー映画も撮れるんですね。僕の中でイメージがずいぶんと変わりました。
これは、来年春公開の「アリス・イン・ワンダーランド」にも期待できそうです☆
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2011/12/07 21:42 * 編集 *
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